本 自分の一時間って、いくらなんだろう『三日間の幸福』 現在、北海道の最低賃金は900円である。今はやめてしまったが、僕が初めてバイトをした居酒屋も時給は900円だった。 アルバイトの仕組みは、一見すると単純なものである。雇用された店に対し僕たちは労働力を提供し、その対価として僕らはお金... 2022.07.18 本
本 自分の中に「もう一つの国」を立ち上げるための映画読本『若き日の映画本』 ある一本の映画を見たことで人生が変わったという経験は、全ての人ではないにせよ、一定数の人が持っている経験であると思う。 『若き日の映画本』は、そんな一本の映画に人生を変えられた経験をした人々が、それぞれの思いを携えて、映画について語... 2022.07.17 本
映画 一つのことに徹底的に集中する人間の姿は、狂気的であると同時に美しい『セッション』 主人公は、ジャズドラマーを目指す男、ニーマン。名門音楽学校に通う彼は、日頃から一人で熱心に練習を重ね、その技量を確かなものにしていた。 そんなニーマンに目を付けたのが、鬼コーチであるフレッチャー先生。フレッチャー先生はニ... 2022.07.16 映画
映画 音楽が鳴りやまない世界を、2時間だけ通り過ぎる映画『ベイビードライバー』 犯罪者が犯行現場から立ち去ることを手伝う仕事、通称「逃がし屋」として働く主人公が、恋人のために組織を抜け出し、最後の「逃し屋」稼業を行うストーリー。音楽とカーアクションの見事な融合が秀逸な作品である。パトカーのサイレンが、ガラ... 2022.07.15 映画
映画 小説を読むように映画を見るということが、岩井俊二作品なら可能なのだ 映画『Love letter』 映画『Love letter』は、岩井俊二の代表作と言われる実写作品。僕は日本の女優についてあまり詳しくなく、だからこそ「演じている人」といったものをあまり意識していなかったのだが、この映画の中山美穂さんには強烈な印象を抱いた... 2022.07.14 映画