書評/映画評ブログ、1か月毎日投稿達成!ブログ運営の感想などを語る。

雑談

6月28日から趣味で初めたブログ。今日(7月27日)まで過去の期末レポートを使ったりして、毎日は書くことができなかったけれど、とにかく一か月毎日更新することはできた。
今回は、ブログを一か月続けての感想みたいなものを、4つに分けて書こうと思う。

①生活に安定感が出た。


ブログを始めてから、QOLが上がるってほどでもないけれど、なんとなく生活の安定感がでてきた。
でも、それは別にブログに限った話ではなくて、何かを続けていることによる効果なんだと思う。毎日ブログを更新していると、1日1日を、ちゃんと単位で生きているような気持ちが生まれる。少なくとも、ブログ一本分は、生活していくうえでちゃんと積み重なっているのだという安心感がある。

だから、毎日続けることはブログに限らず、勉強であれ、楽器の練習であれ、スポーツとかであれ、何でも大事なんだなあと思った。月並みだけど。

ブログを毎日更新していると、周りのことをうらやむことが減った。もちろん、「彼女と花火に行ってきました」みたいなリア充エピソードに嫉妬することはあるけど、少なくとも「何かを積み上げている」感覚が自分の中にあるから、嫉妬で狂うことが減った。
それは、割とうれしい。

②作品に独自のカテゴライズをするのが楽しい


当ブログ「できることなら、各駅停車で」は書評・映画評ブログを標榜している。そのため、記事を書くためには本や映画の作品に触れなければならない。それが、継続的なよいインプットの習慣を生み出している気がする。

継続的なインプットを続けることによって生まれる楽しさは、「まったく別の文脈に置かれた作品を、自分の基準によってカテゴライズできること」なのだと僕は思う。

例えば、僕はブログ16日目と17日目に村上春樹の本と岡本太郎の本を続けて書評したが、それら二つの本を僕はどちらも「習慣論」と捉えて考えた。実際は、村上春樹と岡本太郎はなにも関係がないけれど、自分の中では「如何に習慣を続けていくか」という点においてその二つが繋がっている。他にも、「時間をどう使うか」ということについての知見で、『モモ』(5日目)と、『ブルーピリオド』(10日目)と『ゆるキャン△』(11日目)は繋がっている。そういう風に、全く世間的には関係なさそうなものを、自分の中でコラボレーションさせることが本当に楽しい。

大学1年生の10月に、僕は一か月で34本の映画を見たのだが、その時もそうだった。継続的に何か特定のメディア(本/映画)に触れていると、前触れた作品で取り上げられていたテーマが、今見ている作品の中にもしみだしてくるような感覚が生まれてくる。

継続的なインプットを通じて、シンプルに本や映画にもっと触れたいと思うようになった。夏休みはもっと本や映画を見る。本や映画は、あまりお金がかからないのも魅力的。

③文章書くのが早くなった

これも、別に特別なことではなくて、毎日1000字以上何かについて書けばそりゃ少しは書くの早くなる。今まで1000字/hくらいだったのが、簡単な文章なら1300字/hくらいになった。成長を感じてうれしい。
パソコンで文章を書くのに慣れて、タイピングスピードが1.2倍くらいになったということももちろんある。でも、それよりも書くことについての方法論を学んだことの方が大きい。

7月頭の帰省中に、『ライティングの哲学』という本を読んだ。その中で紹介されていた文章論の中で、「アウトライナー」と「書かないで書くこと」に僕は大きく感銘を受けた。

まず「アウトライナー」について。アウトライナーとは、「Word」のようなテキストエディタとは少し違い、見出しと記述をセットとして取り扱う階層化された文章が表示される。「Word」のように白紙のページに頭から書いていくというものではなく、全体の構成を考えながら文章を記述できることでテキストエディタとは差別化される。「Evernote」「Workflowly」といったソフトが代表的だ。ぶっちゃけ、デフォルトでインストールされているメモアプリもアウトライナーではある。

僕は、「Word」や「Wordpress」のテキストエディタに直接打ち込むのではなく、アウトライナーをうまく使うことによって、文章を書くときにスムーズに書き出せるようになった。テキストエディタだと、引用部の記述とか、タイトルや見出しの体裁をいちいち整えないといけないので、文章を書く手が止まってしまう。その点、アウトライナーに書く分には、そういったものを気にする必要がないため、気兼ねなく書き進めていける。

そして、もう一つ、僕が『ライティングの哲学』で学んでよかったことの中に、「書かないで書く」ことが挙げられる。どういうことかというと、テキストを打ち込む前に、「よーし書くぞお」と意気込んで書くのではなく、今考えていることをもう思いつくままに書き出していくのがいいということだ。

具体的にいえば、「さて、社会学のレポートを終わらせないといけないわけだけど…」みたいな、浮かんできた考えを、もうそのままアウトライナーの中に書いてしまう。そうすると、だんだん考え方はまとまってくる。村上春樹は『走ることについて語る時に僕の語ること』の中で、自分は書きながら考えていると言っていたけれど、それはこの方法の特徴を端的に表していると思う。

つまり「書かないで書く」というのは「(形のしっかりした文章を)書かないで(ただ、思いつくままに)書く」ということだ。こういう気軽な意識で書くことに臨むことで、だいぶ文書をスムーズに書き出せるようになった。

僕が7月の一か月間でとりあえず作り上げた方法論は、こんな感じである。

1.「Evernote」に資料と雑感をひたすら書く。書いていくうちに構成をざっくり決める。メモ書き、箇条書き程度でいい。文としての整合性を求めない。散文調に、つれづれなるままに書いていく。

2.「Evernote」内で、散文調に書いていた文章を何となく形にする。少なくとも読める程度に。まだ参考文献とか、体裁とかはきにしない。

3.ほぼ完成したやつを「word」や「Wordpress」などのテキストエディタに投げる。この時初めて体裁やフォントとかを気にする。基本的に8割くらいをアウトライナーで書いてしまって、仕上げだけをテキストエディタではやる。

こういった手順を、僕は使っている、ブログを書く時も、期末レポートを書く時も、バイトで課されたノルマ記事を消化する時も。ブログをはじめて、一日に書かないといけない量が物理的に増えなければ、多分「書くこと」そのものについて学ぶことはなかっただろう。だからまあ、これもある意味ではブログを始めたことによる好影響なのかもしれない。
ちなみに「方法論を作り上げた」とかカッコつけてるけど、期末レポートは普通にやばい。終わる気がしない。助けて。

④今後の記事について


とりあえず、一か月間続けることだけを意識していたので、今後はより収益化を狙った記事を徐々に書いていけるようにしたい。
なんせ、僕が今まで書いてきた本や映画評って、その本を読んだことや、映画を見た人しか多分みない。あんまりそれは受けにくい。どちらかと言えば、自己完結、内向きなものだ。それは友人にも指摘された。
ブログで実際にお金を稼いでいる人がバイト先にいるのだが、その人はクトゥルフ神話のサイトで毎月お金をもらっているらしい。

やっぱり特定のニーズに寄り添った方が、集客はしやすいよねえというのは薄々感じている。

なので、一定期間何かに特化して一つのテーマに絞った記事とかを書けたらいいなあと思っている。内部リンクも張れるし。SEO的にも評価が高い。


あと、ブログを始めてから他のブロガーを見るようになったんですけど、魅力的なコンテンツっていうのは、やっぱりその人が実際に体験したことについてなんだろうなあと思った。


今後の記事については、そんな感じのことを考えている。(というか、書いてる最中に考えた。)

以上、ブログを1か月続けて考えたことでした。今後も毎日更新したいです。

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