今年は、子供のような気持ちで実家に帰れるかもしれないということ『夏の庭』

子供の頃、実家に帰ることは今よりも楽しかった。ワクワクした気持ちで、高速を走る父親の車に乗せられていた。 小学生くらいまで、父方の祖父の実家に帰ることは夏休みの楽しみの一つだった。 祖父母はやさしいし、お小遣いはもらえるし、何...

思い出すこと、創作すること『人間の建設』書評

話が面白い人になりたい。 思えば中二ぐらいからそんなふうに思っている。大学一年生のころの僕は、星野源のラジオを聞いて、改めてそう思った。 あんなに話が面白くて、相手を楽しませることができるのなら、ガッキーと結婚できるのも納得し...

大学2年生の4月、僕は時計で時間を測ることをやめた『モモ』

思うに、大学2年生の4月とは、(特に文系の学生にとって)人生の中で最も「浮いた」時期なのではないか。 就活の足音はまだ遠く、特にこれといって一斉に「何かをやれ」と強制されることはない。 大学2年生は、最もモラトリアムの...
雑談

シアターキノ、30年愛される映画館づくりのために

2022年6月29日に、札幌市図書館・情報館1階サロンにて行われた講演イベント『シアターキノ×seesaw Booksクロストーク まちの文化は「場」づくりから』に参加した。 札幌のミニシアターとして、1992年に開館したシ...

聞こえてきたミスチルからは、ヘーゲルが聴こえるかもしれない『ミスチルで哲学しよう』

この本はこんな人におすすめMr.childrenの歌詞を深く解釈したい人哲学に興味はあるが、固い哲学書を読むのがめんどくさい人 曲を好きになる時、最初に歌詞に心を奪われて好きになるのか、メロディーを聞くのが心地よくて好きになるのかは...
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