7月に摂取したコンテンツ目録

こんにちは、現役北大生の各駅停車です。今回は7月に見たコンテンツをまとめたいと思います。

見た映画(3本)

期末期間でなかなか時間が取れず、少なめ。8月はもっと映画を見たい

・『映画 ゆるキャン△』

俺がしまりんだ 映画『ゆるキャン△』雑感

帰省中に見た。キャンプを好きだという気持ちでつながる登場人物の姿にただただ感動した。将来の進路が地方公務員か出版社になりそう。

・『キングダム2 遥かなる大地へ』

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のすごかったところ4つの紹介

めちゃくちゃお金のかかっている大スペクタクル邦画。役者の演技がアツいし、何よりも原作漫画の濃密な戦の雰囲気を映像で表現できちゃうのがすごすぎた。ミスチルの主題歌もよい。

・『ラ・ラ・ランド』

大学の講義の為に二回目を見る。この映画を見、「恋愛と自己実現が両立しない」というデイミアン・チャゼル監督の作家性についてレポートを書いた。

読んだ本(18冊)

ブログのネタ探しにわりと読んだ。

・『心を整える』長谷部誠

サッカー日本代表の長谷部が自身の哲学について語った本。アスリートとしての考え方と、チームキャプテンとしてどのように立ち回るのかが書かれていて、よい本だった。途中で好きなミスチル曲ベスト15が始まったのは謎だったのだが…

・『Mrchildren 素顔のメロディー』ミスチル同窓会一同

ミスチルのメンバー、桜井和寿、田原健一、中川敬輔、鈴木英哉がミスチルを結成する「前」に何をしていたかについて書かれている本。偉人の人生というのは、どの瞬間においても駆け上がるための正解を選択しているように見えるし、その正解を後押しする大きな力みたいなものを感じてしまう。

・『THE やんごとなき雑談』中村倫也

俳優、中村倫也のエッセイ本。芸能人は忙しい仕事の合間に文章を書かないといけないんだからたいへんだよなあと思う。芸能人の日常は、もはやそれだけでネタになるんだからすごいよなあと思ったりもした。

・『夏の庭』湯本香樹実

今年は、子供のような気持ちで実家に帰れるかもしれないということ『夏の庭』

老人と3人の少年の関係について書かれた本。良い。

・『聞く力』阿川佐和子

あるきっかけから人にインタビューをすることになり、その準備として読んだ本。聞く能力があれば、もっと会話も上手になれるよなあと、感じる

・『自殺について』ショウペンハウアー

六月に社会学者のデュルケームの『自殺論』の解説本を読んでいたので、「自殺」というテーマで比較したいなと思って読んだ本。

しかし内容は、「そもそも人間が生きていることは「意志」が表出した二次的な現象に過ぎない」「別に今死んだとしても、今生きているのと同じように「意志」として存在するだけだから、怖がる必要はなくない?」「別に、自殺を悪いものと捉えることに明確な根拠はなくない?」という、難解かつ鬱な本だった。

・『言葉を使いこなして人生を変える』はあちゅう

ブロガーとして大成している人の考え方に触れようのコーナー①。あまり自分には合わなかった…

・『アソビくるう人生をきみに』あんちゃ

ブロガーとして大成している人の考え方に触れようのコーナー②。想定されている読者が社会人だったので、仕事論の部分は正直よくわからなかったが、ブログをすることで今自分の考えていることや強みについて何となく解像度を上げることができるというのに共感した。

やっぱりブログは続けたい。

・『非属の才能』山田玲司

漫画家・山田玲司の本。好きなボカロPであるカルロス袴田氏が紹介していたため読む。さぼること、本を読むこと、人と会うこと、失敗を経験すること、人生の終わりに「よみがえる走馬灯のシーン」を増やすために、何をすればいいのかについて書かれた激アツな本。ネット上で全ページ無料で読めるらしい。

・『チェーンスモーキング』沢木耕太郎

『深夜特急』の沢木耕太郎の書くエッセイ本。たばこの煙のように、日常の断片がたゆたいながら交わっていく。沢木耕太郎のエッセイにはたびたび有名人が登場する。その交友関係を支えるのは、沢木耕太郎自身の人間的な魅力なんだろうなあと思う。

・『バーボンストリート』沢木耕太郎

『深夜特急』の沢木耕太郎の書くエッセイ本。

「退屈で不安だから人は何かを考え、作ろうとする」という言葉に象徴される「退屈の効用」、「荷物が多くなるとそれだけ不自由になる」という彼の旅するあり方を書いた「ポケットはからっぽ」、『ロッキー』は初代が素晴らしいと主張する「シンデレラボーイ」など、考えさせられる小編が沢山って面白い。

沢木耕太郎の本はレベルの高い合格点をオールウェイズ提供してくれる。

・『水曜日は働かない』宇野常寛

僕の好きな批評家、宇野常寛の書いたエッセイ兼批評兼所信証明。僕が宇野常寛を好きなのは、「タイムライン上に上がってきたニュースやネタに対して「Yes/No」ではなく「Why」をぶつける」「タイムラインの潮目からは切断して、減速してネットに繋がる」という彼の言論のあり方にあるのだと思う。

テラスハウス論、クリストファー・ノーラン論、花束みたいな恋をした論などがとても面白い。

・『若き日の映画本』シアターキノ

自分の中に「もう一つの国」を立ち上げるための映画読本『若き日の映画本』

札幌のミニシアター、シアターキノの出す映画読本。

・『走ることについて語る時に僕の語ること』村上春樹

村上春樹は、国民的作家である以前に、「走る作家」である。『走ることについて語る時に僕の語ること』

走る小説家、村上春樹のエッセイ本。何か習慣を始めたいときに、手元に持っておきたい本。

・『自分の中に毒を持て』岡本太郎

「真剣に生きる」ことについて、紙面に叩きつけられた情熱がそこにある『自分の中に毒を持て』

岡本太郎の人生論。読めばバイトや課題などをほっぽり出して危険な道へ進みたくなる劇薬本。

・『ジョン・ロールズ 社会正義の探究者』斎藤純一 田中将人

期末レポートの為に読む。功利主義的立場を強く批判するロールズ。

富の再分配が結果的に正しく行われたことよりも、再分配を正しく行う諸々の制度が正しくなければならないとする考えは割と読んでいて面白かった。

彼が考える「格差原理」、社会の中で生まれる格差は最も不利な人にとっての最大の利益にならなければならないという考え方はちょっとよくわからなかった。具体的には?

読んだ漫画

・『左利きのエレン』

後輩に勧められて読む。良すぎる。泣きました。広告業界でデザインで成功することを目指す主人公の姿がアツすぎる。高校時代に天才と出会って、普通の人生じゃ満足できなくなってしまった主人公の姿に憧れを抱いた。ジャンププラスで全話無料で見れます。

・『ネムルバカ』

女子寮でくすぶる大学生2人を描いた作品。派手な事件はないけれど大学生活の日常の良さを描いている。夜に海行きたいなあ…

・『映像研には手を出すな!』7巻

巻を重ねるにつれ作品世界への引き込まれ感がどんどん強くなっていく『映像研』。

「思いを詰めすぎて作品中で作品のことについて過剰に説明するとそれはストーリーではなく論文になってしまい、表現としては稚拙になってしまう」という意見が、映画を製作する上での大きな指針となった。

・『キングダム』65巻

趙の喉元まで迫っていく秦軍。しかし、水面下で何かいけないことが進んでいるという雰囲気がある。李牧こええ…

・『チ。-地球の運動について-』第八集

セリフセリフに教養があふれる、地動説を巡る戦いについて書かれたマンガ。

知識が一人の天才によってパッと生まれるのではなくて、時代を超えて複数人が継承していくことで編み出されるという手続きが描かれていて、それが作者の魚富の好みなんだろうなと感じる。

真の主人公はノヴァクなのではないかと思うくらい、第八集はノヴァク巻だった。

以上、7月に摂取したコンテンツについてみてきました。

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