映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のすごかったところ4つの紹介

『キングダム2 遥かなる大地へ』を見てきた。前作を見ていなくても、十分に楽しめる内容だった。

すごかったところを4つ紹介したいと思う。

1原作再現と分かりやすい改変の絶妙なバランス

正直、キングダムは原作のストーリーの厚みが大きすぎて、「2時間の映画で綺麗にまとめるのは無理だろうなあ…」と見る前は思っていたが、すごくうまくまとまっていた。原作の蛇甘平原の戦いから、朱凶の暗殺劇までが、改変されながらもちゃんとした流れの中でまとまっていた。

呉慶と麃公の戦いが大胆にカットされていたのがまたいい。あくまで主人公である信が「本当の戦場」と「将軍の戦い」を知るということに重きを置いていて、それ以外の部分が大胆にカットされていた。それによって、見ている側はストーリーがわかりやすく、詰まるとこなくすらっと見れた。これは、原作を映画としてうまく編集した、構成の妙だと思う。

2役者の演技がすごい

キングダムの実写版は出演陣がめちゃくちゃに豪華だ。そしてそれぞれの役者がまさに面目躍如とでも言わんばかりのいい演技をしていた。

まず何といっても、主演の山崎賢人の演技が堂々としていてとても良かった。どこまでもまっすぐに飛んでいく信の性格を、すごく上手に再現していると思う。騎馬に乗って戦うシーンは、実際に馬に乗って撮影しているらしい、すごい。

あと大沢たかおが王騎すぎる。「童信」の言い方がガチで自然。大沢たかおの王騎が先で、原作の王騎の方が後に作られたと言われても違和感がない。

清野菜名がかわいい。清野菜名の演じる無口でカッコいい羌瘣が素敵だった。原作の羌瘣はこの時点ではまだそんな周りに対してデレていないから、原作とのギャップもまたよかった。清野菜名は、撮影の半年前から戦闘シーンの練習をしていたそうだ。

あと、この映画では橋本環奈の顔を映すカットが異様に多かった。橋本環奈を撮影に留めさせるために、カット数が増えていたのだろうか。なにやら裏で何かありそうだけども、でもかわいいからOKです。

3CGとVFXがすごい

今回の『キングダム2 遥かなる大地へ』は、コロナの関係もあって全て日本で撮影が行われた。しかしながら、戦闘シーンや日本で撮ったとは思えないほどのクオリティで仕上がっている。

馬が倒れるシーンなんかはあまりにもリアルだった。製作者側も誤解を恐れてかエンドロールに「この映画の撮影で動物に危害は加えられていません」という文言を流すほどに、戦闘シーンがリアルだ。

この動画によれば、『キングダム2』では僅か6秒のシーンに10日も費やすほどの画作りをやっているらしい。多分今流れている邦画で一番CGとVFXのクオリティが高いのではないかと思う。

4ミスチルの曲がいい。

今作の主題歌は、Mr.childrenの「生きろ」。

映画館の予告で「生きろ」を聞いた時も、テンションが上がっていたけれど、映画の最後に改めてこの曲を聞くと感動する。

映画館の音響で聞くとドラムの音がより一層引き立ち、体の中で音が響いているようだった。

映画を見て思ったのは、これは主人公の信のための曲なんじゃなくて、きょうかいのための曲なんだなあということ。「なくしたものの分まで思い切り笑えるその日が来るまで」という歌詞が、映画を見た後だといっそう深く感じられる。

以上、『キングダム2』のすごいところを紹介してきた。

期末期間で、テスト勉強に疲れた時に、『キングダム2』を見に行くのはどうでしょうか。おすすめです。

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コメント

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